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ヒガシヘルマンリクガメの亀次郎の日記と世界のリクガメの情報


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Category: リクガメのウンチク

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カメの化石 (アメリカ自然史博物館)
アトラスゾウガメ(Megalochelys atlas).。潜頸亜目の絶滅種で、中新世から更新世に生息。甲長2.1m, 全長2.5 から2.7 m。
AMNH20141114c

メイオラニア (Meiolania)。人類時代初期まで現在のオーストラリアやニューギニアに生息していた大型の陸棲ガメ。学名は「小柄な放浪者」を意味する。甲長1m、全長は2mにも達し、陸生ガメとしては最大級。
AMNH20141114d

スチュペンデミス(Stupendemys geographicus)。新生代中新世から鮮新世にかけての南アメリカ大陸に生息した、絶滅したカメの属の一つ。爬虫綱 - カメ目 - 曲頸亜目に属する。史上最大級とされるカメの一つ。甲長は最大で約2m40cm。
AMNH20141114f

プロガノケリス (Proganochelys)。中生代三畳紀後期の約2億1,000万年前に生息していたカメ。爬虫綱・双弓亜綱・カメ目。全長約1m、甲長約60cm。
AMNH20141114e

ガラパゴスゾウガメのはく製。
AMNH20141114g

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カメの甲羅の起源 part 2
理化学研究所と新潟大学の研究チームは、カメの胚発生過程の組織学的な解析と三畳紀の化石記録の調査を行い、カメの甲羅が他の脊椎動物に見られる皮骨成分を含まず、純粋に肋骨が拡張し変形することで進化してきたことを明らかにし、その研究成果を英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズの7月9日のオンライン版に発表しました。

研究グループは、カメ(スッポン)の胚を使い、組織断片を作製して背甲の発生過程を詳細に観察し、ニワトリの肋骨やワニの皮骨性装甲の発生過程と比較しました。その結果、カメの胚では最初に肋骨が形成された後に肋骨を取り巻く骨膜が拡張し、骨膜の内側で板状の骨の形成が起きる様子が確認できました。ワニの皮骨性の装甲は真皮層で形成されますが、カメの装甲は皮骨が形成される真皮層の中ではなく、より深い層にある結合組織で起きることが分かりました。これらの発生学的アプローチから、カメの背甲は肋骨が表面に露出し板状に変形したものであり、皮骨成分は関与していないと結論付けました。

また化石標本を調べ、カメと系統的に近い三畳紀の海生爬虫類「シノサウロスファルギス(Sinosaurosphargis yunguiensis)」が、皮骨性装甲とは別に、その下層に肋骨が拡張して作られたカメ型の背甲を持っていたことを突き止めました。このことも、カメ型の背甲には皮骨成分が入っていない、という今回の成果を後押しします。

理化学研究所は今年4月に、カメ類2種(スッポンとアオウミガメ)のゲノム解読を行い、ヒト、ニワトリ、メダカ、ワニなど他の脊椎動物10種とカメを1,113遺伝子について比較・解析したところ、カメが主竜類といわれるワニ・トリ・恐竜に近い起源を持つことを突き止めたと発表しました。今回、この系統図に化石種を含めた系統解析結果を当てはめることで、カメと最も近縁な動物は鰭竜類(きりゅうるい)を含むグループであることが分かりました。鰭竜類は中生代に栄えた海生爬虫類のグループで、クビナガリュウなどが含まれ、白亜紀末に絶滅しました。シノサウロスファルギスも鰭竜類に属します。カメの背甲の発生機構の出自はこれまで考えられていたよりも古く、シノサウロスファルギスとカメとの共通祖先ですでに獲得され始めていた可能性が示唆されました。

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所所蔵のシノサウロスファルギス標本

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所所蔵のシノサウロスファルギス標本 (理化学研究所)


化石種も含めた爬虫類の系統図

化石種も含めた爬虫類の系統図 (理化学研究所)

リンク:
- Tatsuya Hirasawa, Hiroshi Nagashima, Shigeru Kuratani. "The endoskeletal origin of the turtle carapace". Nature Communications, 2013, doi: 10.1038/ncomms3107
- 胚発生過程と化石記録から解き明かされたカメの甲羅の初期進化 (理化学研究所, 2013/7/9)
- ゲノム解読から明らかになったカメの進化 (理化学研究所, 2013/4/29)
- カメが甲羅を作った独特の進化過程を解明 (理化学研究所, 2009/7/10)
- New Triassic Diapsid Reptile Found in Southwestern China (Chinese Academy of Sciences, 2012/11/18)
- 云贵中国龙龟(Sinosaurosphargis yunguiensis) (中国科学院古脊椎动物与古人类研究所)

関連記事:
 カメの甲羅の起源 (2013/6/1)
 スッポンとアオウミガメのゲノム(全遺伝情報)を解読 (2013/5/2)
 カメの遺伝子研究 (2012/5/18)
 リクガメとウミガメの祖先 (2012/1/23)
 カメの化石 (2011/8/24)
 カメの甲羅 (2011/4/22)

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リクガメ輸入国ランキング
CITES Trade Databaseで2000年から2011年の輸入国ランキングを調べました。かつて、日本は世界最大規模のリクガメ輸入国と言われアメリカと1位、2位を争っていましたが、2001年の34,353頭から2011年は21,416頭と38%も減少しています。2011年には香港が45,431頭と急伸して日本とアメリカを一気に抜き1位に躍り出ました。イタリア、イギリス、スペイン、フランスの欧州も勢いがありイタリアは日本に肩を並べています。
CITES_Trade_Database_graph2.jpg
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CITES_Trade_Database_graph3.jpg
関連記事:
 リクガメの輸入量 CITES Trade Database (2013/6/22)
 リクガメの輸入量 (2011/4/19)

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リクガメの輸入量 CITES Trade Database
CITES Trade Databaseで2000年から2011年の日本のリクガメの輸入頭数を調べました。正規に輸入された頭数のデータです。

日本のリクガメの輸入頭数

日本のリクガメの輸入頭数
関連記事:
 リクガメの輸入量 (2011/4/19)

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カメの甲羅の起源
イェール大学および スミソニアン協会のタイラー・ライソン(Tyler Lyson)などのチームは、カメの甲羅の起源に関する研究を米国の学術雑誌「Current Biology」の5月30日のオンライン版に発表しました。

完成された甲羅を持つ最古のカメは中生代三畳紀後期の約2億1,000万年前のプロガノケリス(Proganochelys quenstedtii)で、ヨーロッパ(ドイツ、グリーンランド等)、東南アジア(タイ等)、南北アメリカで化石が発見されています。プロガノケリスは全長約1m、甲長約60cmと大型で平たい甲羅を持ちます。プロガノケリスは既に完全に形成された甲羅を持つため、初期の甲羅の進化に関しては全く手がかりを与えてくれません。

2008年に中国で発見された中生代三畳紀後期の約2億2,000万年前のオドントケリス(Odontochelys semitestacea)は、全長約40cmで腹側に発達した甲羅(腹甲)がありますが、背側の甲羅(背甲)は未完成で広がった肋骨と脊椎が特徴的です。

研究チームは、最近、南アフリカの博物館で見つけたエウノトサウルス(Eunotosaurus africanus)の化石の標本を調査しました。エウノトサウルスはオドントケリスよりも4,000万年古い中生代ペルム紀後期の約2億6,000万年前までさかのぼります。研究チームのエウノトサウルスに関する詳細な研究は、カメ類固有の多くの特徴をエウノトサウルスが共有していることを明らかにしました。例えば、肋骨と肋骨とを連絡する肋間筋(intercostal muscles)がない、一対の腹肋骨と肋骨発達の特化した形態などの特徴です。これらは、エウノトサウルスがカメに進化した分岐の最初の種の1つであることを示します。

カメを除くほとんどの動物では、肋骨は内臓を保護するとともに、呼吸を補助して肺の換気に役立てられています。カメの肋骨は甲羅を形成するように進化しているので、呼吸の方法を特殊な筋肉を使う方法に変更する必要がありました。研究チームは、カメの甲羅の進化とカメの呼吸システムの関係について究明する予定だそうです。

そう言えば、うちの亀次郎も前足を微妙に動かして呼吸していますね。

理化学研究所などのカメ類のノゲム解読による研究ではカメが主竜類から分岐した時期は約2億5,000万年前と推測されています。

また、理化学研究所ではカメの甲羅の進化について発生学的に解明した研究成果を2009年に米国の科学雑誌「Science」のオンライン版で発表しています。また、甲羅の進化を描いた3つのアニメーションと2つのCT画像を公開しています。


Evolution of the Turtle Shell (Tyler Lyson)

Milleretta -> Eunotosaurus -> Odontochelys -> Proganochelys -> Chelydra


Evolution of the Turtle Shell (Illustrated) (Tyler Lyson)

Eunotosaurus
エウノトサウルス(Eunotosaurus africanus)の復元図

オドントケリス
オドントケリスの復元図

プロガノケリス
プロガノケリスの骨格

リンク:
- Evolutionary Origin of the Turtle Shell (Current Biology, 2013/5/30)
- How the turtle got its shell (Yale News, 2013/5/30)
- Scientists Discover That Turtles Began Living in Shells Much Earlier Than Once Thought (Smithsonian, 2013/5/30)
- Evolution of the Turtle Body Plan by the Folding and Creation of New Muscle Connections (Sience, 2009/7/10)
- カメが甲羅を作った独特の進化過程を解明 (理化学研究所, 2009/7/10)
- Eunotosaurus (en.wikipedia.org)
- Eunotosaurus africanus (ReptileEvolution.com)

関連記事:
 スッポンとアオウミガメのゲノム(全遺伝情報)を解読 (2013/5/2)
 リクガメとウミガメの祖先 (2012/1/23)
 カメの化石 (2011/8/24)

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カメとニワトリの胚発生過程における遺伝子発現の比較解析
理化学研究所と中国、英国などの国際チームは、カメとニワトリ(鳥類)の胚発生過程における遺伝子発現を網羅的に比較解析して、カメほど特殊化した動物でも、発生過程で現れる脊椎動物のファイロタイプ(基本設計)は非常に保守的にしか進化させてこなかったことも明らかにしました。

カメとニワトリ(鳥類)の胚発生の初期では両者で多少異なるものの、遺伝子発現レベルで最も似通った時期が発生の中頃、特に咽頭胚期に現れ、その後、両者は独自の発生過程を経るということが分かりました。これは、脊椎動物が脊椎動物の基本設計(ファイロタイプ)をなるべく変化させずに進化してきた、とする進化の「発生砂時計モデル」を支持する結果です。

さらに、カメ独自の発生過程の中で、甲羅の縁となる構造(甲陵)を形成するときには、他の陸上脊椎動物の四肢(手と足)の形成に関わる遺伝子群の一部を使い回していることも突き止めました。つまり、甲羅は手足形成に関わる遺伝子を利用して進化してきた可能性が高いことを示します。

遺伝子情報解析から浮かび上がった極めて保守的な発生段階
遺伝子情報解析から浮かび上がった極めて保守的な発生段階(理化学研究所)

リンク:
- The draft genomes of soft-shell turtle and green sea turtle yield insights into the development and evolution of the turtle-specific body plan (Nature Genetics, 2013/4/28)
- ゲノム解読から明らかになったカメの進化 (理化学研究所, 2013/4/29)

関連記事:
 スッポンとアオウミガメのゲノム(全遺伝情報)を解読 (2013/5/2)
 カメの遺伝子研究 (2012/5/18)
 リクガメとウミガメの祖先 (2012/1/23)
 カメの化石 (2011/8/24)

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スッポンとアオウミガメのゲノム(全遺伝情報)を解読
理化学研究所と中国、英国などの国際チームはカメ類2種(スッポンとアオウミガメ)のゲノム(全遺伝情報)解読に成功して、カメの進化の起源と甲羅の進化に関して得られた遺伝子レベルの知見について、米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)」(オンライン版、4月28日)に発表しました。

理研発生・再生科学総合研究センターと中国ゲノム研究機関BGI、英国ウェルカムトラストサンガー研究所、欧州バイオインフォマティクス研究所らをはじめとする国際共同研究グループは2011年に設立した国際カメゲノムコンソーシアムを中心にカメ類のゲノム解読を進め、アオウミガメとスッポンのゲノム解読に成功しました。スッポンとアオウミガメのゲノムサイズはいずれも約22億塩基対でヒトゲノムの3分の2の大きさ、遺伝子の数はいずれも約1万9000個でヒトとほぼ同等な数でした。これらカメの1,113遺伝子について、ヒト、ニワトリ、メダカ、ワニなど他の脊椎動物10種と比較・解析したところ、カメが主竜類といわれるワニ・トリ・恐竜に近い起源を持つことを突き止めました。この解析では、カメが主竜類から分岐した時期は約2億5,000万年前で、古生代ペルム紀と中生代三畳紀の境目(P-T境界)の生物大量絶滅期の前後にカメの祖先が出現したことを示しています。

推定されたカメの出現時期
推定されたカメの出現時期(理化学研究所)

両生類から爬虫類が派生したのは、今から約3億年前の古生代の石炭紀(3億6000万年前から2億9000万年前)で、中生代のペルム紀(2億9000万年前から2億5000万年前)の途中から爬虫類は科数も種数も個体数も両生類を凌駕していましたが、ペルム紀末に大絶滅が起きます。動物の科の60パーセント以上、海洋生物では種の96パーセントが絶滅したと言われています。大絶滅が起きるとニッチ(生態的地位)が空くのでそのあとに新しい進化が起きると考えられます。ペルム紀末の大絶滅は超大陸「パンゲア」の形成と関係しているという説があります。超大陸の完成時、地球内部からスーパープルームが上昇して世界各地の火山活動が活発になり、有毒ガスの噴出と大規模な海洋無酸素事変(スーパーアノキシア)が起こり、多くの動物が絶滅したと考えられています。

リンク:
- The draft genomes of soft-shell turtle and green sea turtle yield insights into the development and evolution of the turtle-specific body plan (Nature Genetics, 2013/4/28)
- ゲノム解読から明らかになったカメの進化 (理化学研究所, 2013/4/29)
- スッポンとアオウミガメのゲノムシーケンスが、カメの発達と進化の解明に新たな糸口を与える (BGI, 2013/4/28)

関連記事:
 カメの遺伝子研究 (2012/5/18)
 リクガメとウミガメの祖先 (2012/1/23)
 カメの化石 (2011/8/24)

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ワシントン条約第16回締約国会議のまとめ
ワシントン条約第16回締約国会議の結果についてカメ目(Testudines)に関してまとめました。

[1] 附属書IIから附属書Iへの移行を可決
・オオアタマガメ科(Platysternidae)
  オオアタマガメ属オオアタマガメ (Platysternon megacephalum) <提案番号36>
・リクガメ科(Testudinidae)
  リクガメ属ビルマホシガメ (Geochelone platynota) <提案番号37>
・スッポン科(Trionychidae) 2種 <提案番号38>
  コガシラスッポン属タイコガシラスッポン/スジクビコガシラスッポン(Chitra chitra)
  コガシラスッポン属ビルマコガシラスッポン(Chitra vandijki)
[2] 附属書IIへの新規提案を可決
・アジア産イシガメ科(Geoemydidae) <提案番号32>
  マルガメ属全種 (Cyclemys spp.)
  ヤマガメ属リュウキュウヤマガメ (Geoemyda japonica)
  ヤマガメ属オナガヤマガメ/スペングラーヤマガメ (Geoemyda spengleri)
  カンムリガメ属カンムリガメ (Hardella thurjii)
  イシガメ属ニホンイシガメ (Mauremys japonica)
  イシガメ属クロイシガメ/カントンクサガメ (Mauremys nigricans)
  インドヤマガメ属クロヤマガメ (Melanochelys trijuga)
  メダマガメ属ピーターズメダマガメ (Morenia petersi)
  ニセイシガメ属ジャノメイシガメ (Sacalia bealei)
  ニセイシガメ属ヨツメイシガメ (Sacalia quadriocellata)
  ケララヤマガメ属モリヤマガメ/ケララヤマガメ (Vijayachelys silvatica)
・ヌマガメ科(Emydidae)
  キボシイシガメ属キボシイシガメ (Clemmys guttata) <提案番号29>
  ブランディングガメ属ブランディングガメ (Emydoidea blandingii) <提案番号30>
・ヌマガメ科(Emydidae)
  キスイガメ属キスイガメ/ダイヤモンドガメ (Malaclemys terrapin) <提案番号31>
・スッポン科(Trionychidae) 8種 <提案番号38>
  インドスッポン属リーススッポン (Aspideretes leithii)
  ヒラタスッポン属ヒラタスッポン (Dogania subplana)
  ミヤビスッポン属ミヤビスッポン (Nilssonia formosa)
  イボクビスッポン属コブクビスッポン/イボクビスッポン (Palea steindachneri)
  キョクトウスッポン属 (Pelodiscus axenaria)
  キョクトウスッポン属 (Pelodiscus maackii)
  キョクトウスッポン属 (Pelodiscus parviformis)
  ハナスッポン属シャンハイハナスッポン (Rafetus swinhoei)

リンク:
- Sixteenth meeting of the Conference of the Parties Proposals for amendment of Appendices I and II (CITES, 2013/3/14)
- FINAL DECISIONS ON PROPOSALS TO AMEND THE APPENDICES CONSIDERED AT CITES CoP16 (CITES, 2013/3/14)
- ワシントン条約第16回締約国会議の結果概要について(お知らせ)(環境省, 2013/3/14)
- 第16回ワシントン条約締約国会議 附属書改正提案に関する結果一覧 (Traffic, 2013/3/18)
- 第16回ワシントン条約会議結果 (かめぢから, 2013/3/18)

関連記事:
 速報:ビルマホシガメはワシントン条約の附属書Iに (2013/3/15)
 第16回ワシントン条約締約国会議 (2013/3/3-3/14@バンコク) part 2 (2013/1/6)
 第16回ワシントン条約締約国会議 (2013/3/3-3/14@バンコク) (2013/1/5)

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第16回ワシントン条約締約国会議 (2013/3/3-3/14@バンコク) part 2
2013年3月3日から14日までタイのバンコクで開催される第16回ワシントン条約締約国会議では、日本が提案したリュウキュウヤマガメ(Geoemyda japonica)の附属書IIへの掲載が附属書改正提案として討議されます。

リュウキュウヤマガメは、爬虫綱カメ目イシガメ科ヤマガメ属に分類されるカメで、沖縄島北部、久米島、渡嘉敷島に生息する日本固有種で、絶滅危惧種として1975年に国の天然記念物に指定されていましたが、ワシントン条約の附属書には記載されていません。

環境省は、昨年10月4日に、国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されている「リュウキュウヤマガメ」が違法に捕獲され海外で販売されているとして、国際的な販売を規制するよう提案する文書をワシントン条約事務局(ジュネーブ)に提出しました。日本がワシントン条約に基づき、野生生物の取引規制を提案するのは初めてです。

天然記念物は「文化財保護法」に基づき文部科学大臣が指定します。所管は文化庁です。国の天然記念物に指定されると、文化庁長官の許可がなければ、採集できないように規制がかけられます。つまり、リュウキュウヤマガメは、国内では国の天然記念物として保護の対象になっていましたが、ワシントン条約の附属書には記載されていないため、海外では輸出入の規制対象として保護されていません。

環境省が所管する貴重な動植物の保存を目的とした法制度として「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」があります。種の保存法では「国内希少野生動植物種」と「国際希少野生動植物種」が定められ、指定種の捕獲や所持・流通等が規制されています。「国際希少野生動植物種」はワシントン条約の附属書Iの記載種が政令で定められます。ワシントン条約の附属書IIおよびIIIの記載種は種の保存法の規制対象にはなりません。また、「国内希少野生動植物種」は日本に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種で、政令で定められます。文化庁が所管する「国の天然記念物」と、環境省が所管する「国内希少野生動植物種」は必ずしも一致しません。オオワシのように国の天然記念物に指定され、かつ、国内希少野生動植物種にも指定されている種もあります。つまり、リュウキュウヤマガメがワシントン条約の附属書IIに記載されても、「国際希少野生動植物種」にはならないため、「国内希少野生動植物種」に指定されなければ種の保存法の規制対象にはなりません。

なお、国の天然記念物を採取・海外へ輸出する場合は、文化財保護法で決められた申請をして、国の許可を得なければなりません。通常は学術研究・繁殖のためなどに限られて許可されます。つまり、現状でも国の天然記念物のリュウキュウヤマガメの採取・海外へ輸出は規制されています。

リンク:
- ワシントン条約附属書への掲載提案について (環境省, 2012/10/5)
- 香港や中国本土での日本固有の爬虫類取引動向 (トラフィック, 2012/10/4)
- 日本固有種のワシントン条約掲載提案 初の取り組み (トラフィック, 2012/10/5)
- 日本初!沖縄固有の野生動物をワシントン条約対象種に提案 (WWFジャパン, 2012/10/12)
- リュウキュウヤマガメ (じゃぷれっぷ)

関連記事:
 第16回ワシントン条約締約国会議 (2013/3/3-3/14@バンコク) (2013/1/5)
 ミスジヤマガメとリュウキュウヤマガメ (2012/4/24)

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第16回ワシントン条約締約国会議 (2013/3/3-3/14@バンコク)
2013年3月3日から14日までタイのバンコクで第16回ワシントン条約締約国会議が開催されます。締約国会議では各国から提案された71項目の附属書改正提案が討議されます。リクガメ科では、米国からビルマホシガメ(Geochelone platynota)の附属書IIから附属書Iへ移行が提案されています。附属書Iに記載されると商業目的の輸出入は禁止され、附属書Iに記載される前から飼育していても譲渡する場合には環境省への登録が必要になります。登録の手続きは、財団法人自然環境研究センターが行っています。登録には、個体を識別するための体長、体重、性別や写真などの情報を記載した申請書と、取得又は輸入の経緯を明らかにした書類と、その裏付けとなる登録申請個体等が規制適用前に日本に輸入された際の通関書類等規制適用日前に所有していたことを証する原則として公的機関の発行した書類が必要だそうです。「規制適用前に日本に輸入された際の通関書類等」って簡単に手に入るでしょうか。なんか大変そうですね。

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↑サンシャイン水族館のビルマホシガメ

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」により、ワシントン条約の附属書Iに記載された動植物種が日本に入った場合は、「国際希少野生動植物種」に指定され、国内での流通が規制されます。国際希少野生動植物種の販売や頒布目的の陳列、譲渡し(あげる、売る、貸す、もらう、買う、借りる)は、原則として禁止されています。違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課されます。

ワシントン条約は正式には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)」のことで英語名の頭文字でCITESとも呼ばれます。1972年にストックホルムで開催された「国連人間環境会議」において、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保護を図るため、野生動植物の輸出入等に関する条約採択会議の早期開催が勧告され、1973年にワシントンにおいて81か国が参加して「野生動植物の特定の種の国際取引に関する条約採択のための全権会議」が開催され、同年3月に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」が採択されました。同条約第11条により、締約国会議は2年に1回開催されることになっています。

リンク:
- ワシントン条約附属書改正提案一覧&IUCN/TRAFFICの附属書改正提案分析 (trafficj.org)
- 「ワシントン条約附属書」 -取引が規制される野生生物のリスト (trafficj.org)
- Proposals for amendment of Appendices I and II (CITES.org)
- CITES 変更ノミネート爬虫類・両生類 (Rep Japan)
- ワシントン条約(CITES) (経済産業省)
- 絶滅の危機にある希少な野生動植物の販売や譲渡、捕獲、採取は、原則として禁止されています (政府広報オンライン)
- 国際希少種の登録 (自然環境研究センター)
- 種の保存法の解説 (環境省)
- ワシントン条約該当物品の輸入規制の概要 (税関)
- ワシントン条約に基づく輸出入規制 (JETRO)

関連記事:
 ワシントン条約 (2011/8/5)
 カメ目の分類 (2011/7/26)

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5月23日は「世界カメの日」
5月23日は「世界カメの日(World Turtle Day)」です。American Tortoise Rescueが2000年に制定したそうです。American Tortoise Rescueではカメの保護のための募金(草の根チャリティ)をGROUPONで実施しています。45人が10ドルを寄付すれば救助したカメを養うための野菜園(Vegetable Garden)がつくれるそうです。

ジョージア州のギネット環境·文化遺産センター(Gwinnett Environmental & Heritage Center)は、5月26日に世界カメの日を祝うミーティングを開催します。(2012/5/21, The Weekly)

マレーシアのKemanmanでは、世界カメの日を前に、孵化したばかりの200匹のリバーテラピン(River terrapin)をKemaman Riverにリリースしました。(2012/5/22, AsiaOne)

アラブ首長国連合のアブダビアブダビ国立銀行(National Bank of Abu Dhabi)はWWFと共同で世界カメの日を祝う首長国野生生物学会(Emirates Wildlife Society)に参加しました。(2012/4/26, TradeArabia)

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恐竜時代のカメの新種
スペインの研究者が恐竜時代の新種のカメ(Polysternon isonae)の発見をオンラインジャーナル『Cretaceous Research(白亜紀研究)』に発表しました。

Institut Català de Paleontologia Miquel CrusafontとMuseu de la Conca Dellàとバルセロナ自治大学(Universitat Autònoma de Barcelona)の研究者は、タイプ標本の化石が見つかったスペイン・カタロニア州のIsona I Conca Dellàの地名にちなんでPolysternon isonaeと名づけました。現在のピレネー山脈のあたりは6500~7000万年前の恐竜の化石が豊富に産出します。この地域はTremp盆地とよばれ化石の密集地の一つで、末期の恐竜の骨や足跡や卵などの多くの化石が見つかっています。

また、恐竜だけでなく白亜紀末期の他の脊椎動物(vertebrates)や無脊椎動物(invertebrates)、植物(plants)、菌類(fungi)などの完全な生態系も見つかります。一般的な特徴としてこれらの生態系にはカメ(turtles)も見つかります。甲羅の全体が見つかることはまれです。甲羅の中に骨格の一部が見つかることはさらにまれです。ここ数年、カタロニア州のIsona I Conca Dellàで多数のカメの化石が複数の発掘で見つかっています。

その一つのBarranc de Torrebillesでの発掘で、カメの完全な化石が見つかりました。カメの甲羅は数十枚の甲板で構成されます。重要な点は腹側の甲板(腹甲)がほとんど完全に見つかったことです。この化石の腹甲は古生物学者が重要な関心を示す形態学的特徴を示し、新種Polysternon isonaeとして記載されました。これらの化石は2008年と2009年の夏に実施された掘削で見つかりました。

これまで、Polysternon属では南フランとイベリア半島でP. provincialeP. Atlanticumの2種が知られていました(P. Mechinorumが3種目の可能性があります)。Polysternonは淡水の湖や川の水深の深い水中の環境に順応しています。新種P. isonaeは甲長50cm、甲幅40cmです。化石はBarranc de Torrebillesの大変固い砂岩の地層の間で見つかりました。6500万年以上前のカメが死んだときには、この地層は石化した砂岩(lithified sandstone)ではなく、川の流で洗われて川底に堆積した細砂(fine sand)で、この中でカメの死骸が化石として残りました。

他のカメの種類とは異なり、Polysternonは白亜紀の終わりに恐竜とともに絶滅したようです。Barranc de Torrebillesの付近の地質年代区分のK-T境界(白亜紀と新生第三記の境の大量絶滅)はPolysternon isonaePolysternon属の最後の種の一つであった可能性を示します。

- 新種のカメを記載 (2012/2/24 ,バルセロナ自治大学)
- Polysternon isonae スペイン・ピレーネのIsonaの恐竜時代の新種のカメ (2012/2/27, alphagalileo.org)
- Polysternon isonae, a new species of turtle that lived with dinosaurs in Isona (Spanish Pyrenees) (2012/2/24, ICP)

Journal Reference:
- J. Marmi, Á.H. Luján, V. Riera, R. Gaete, O. Oms, À. Galobart. The youngest species of Polysternon: A new bothremydid turtle from the uppermost Maastrichtian of the southern Pyrenees. Cretaceous Research, 2012; 35: 133 DOI: 10.1016/j.cretres.2011.12.004

Polysternon provinciale plastron
Polysternon provincialeの腹甲の化石 (2009, Ghedoghedo)

Polysternon provinciale skull
Polysternon provincialeの頭骨の化石 (2009, Ghedoghedo)

関連記事:
 カメの化石 (2011/8/24)

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リクガメとウミガメの祖先
朝日新聞の「NIE(Newspaper in Education)教育に新聞を」の「ののちゃんのDO科学」で、「カメの故郷は陸なの、海なの?」という質問に対して、ののちゃんと藤原先生のやりとりが掲載されています。

質問は、リクガメとウミガメの共通の祖先は、「陸で生活していたの(陸生なの)?」それとも「海で生活していたの(水生なの)?」という意味だと思います。

昨年8月に「カメの化石」という記事を書きましたが、2億2000万年前三畳紀の恐竜の登場と同じ時期にカメの祖先の化石が見つかっています。藤原先生によるとこの時期のカメは陸生だったそうです。2008年に中国でこの時代のカメの化石としてオドントケリュス・セミテスタケアが発掘され、このときは「原始のカメが海で生活していた証拠」と発表されましたが、藤原先生は「骨の特徴は陸生タイプ」だったと反論しています。

オドントケリュス・セミテスタケアは腹面側を覆って保護する平らな「腹甲」は完全に発達していましたが、「背甲」と呼ばれる背面側の甲羅を持っていませんでした。

このことから、水生の爬虫類が海底からの攻撃を防御するために「腹甲」が発達して、その後、陸に進出してから、上からの攻撃を防御するために「背甲」が発達して、完全な甲羅になったのかと思っていました。

藤原先生によると、「魚から陸上動物が進化し、その一部がウミガメやクジラのように再び水に戻(もど)ったのね。でも、その中から再上陸という進化をやってのけた動物は知られていないの。」ということで、カメの祖先は陸生と考えているようです。

取材協力は『カメのきた道―甲羅に秘められた2億年の生命進化』の著者の平山廉・早稲田大教授だそうです。

関連記事:
 カメの化石 (2010/8/24)

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ギリシャリクガメのSpur(拍車)
ギリシャリクガメ(Testudo graeca)の英語名はSpur-thighed tortoiseで「太ももに(thighed)拍車(spur)があるリクガメ(tortoise)」という意味です。「拍車(はくしゃ)」は「拍車を掛ける」の「拍車」で、乗馬のときに靴のかかとの部分に装着する馬具で、馬に推進の合図を与えるのに使います。

ギリシャリクガメの英語名の由来になった太ももの拍車(spur)はどんなものかとネットで探したらドイツ語のwikipediaで写真を見つけました。

Spur-thighed tortoise ← ギリシャリクガメのSpur(拍車)

チェコのWebSite(biolib.cz)で両足に2個ずつある写真も見つけました。

Spur-thighed tortoise ← ギリシャリクガメのSpur(拍車)

ヘルマンリクガメの亀次郎の太ももにSpur(拍車)はありません。

kamejiro-thigh.jpg ← 亀次郎(ヘルマンリクガメ)の太もも

関連記事:
 リクガメの名前の由来になったヘルマンさん (2012/1/1)
 カメの甲羅 part 3 (2011/4/25)
 カメの甲羅 part 2 (2011/4/23)

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リクガメの名前の由来になったヘルマンさん
あけましておめでとうございます。

今年のブログはじめは、ヘルマンリクガメの名前の由来についてです。ヘルマンリクガメ Hermann's tortoise (Testudo hermanni)はドイツの 博物学者、植物学者、昆虫学者、爬虫両生類学・軟体動物学者のヨハン・フリードリヒ・グメリン(Johann Friedrich Gmelin, 1748-1804)さんが1789年に命名しました。模式標本はストラスブール大学の動物学博物館に収蔵されています(121 MZUS)。模式標本の産地(模式産地)はフランスで、ニシヘルマンリクガメ(Testudo hermanni hermanni)が基亜種です。ヘルマンリクガメの名前は、フランスの動物学・植物学・医学・化学・哲学者のジャン・エルマン(Johann Hermann, 1738-1800)さんの動物学に関するコレクションの中にヘルマンリクガメの模式標本があったことに由来します。ちなみにジャン・エルマンさんの名前をドイツ語読みするとヨハン・へルマンさんになります。1804年にジャン・エルマンさんのコレクションをストラスブール市が購入して動物学博物館としました。その後、ストラスブール大学の一部として1890年にエルマンさんのコレクションは新しい建物に移されました。

Johann Hermann (Naturforscher) ← ジャン・エルマン(Johann Hermann, 1738-1800)さん

Johann Hermann (Naturforscher) ← ジャン・エルマンさんのコレクション

ヘルマンリクガメは英語ではHermann's tortoiseで直訳すると「ヘルマンさんのリクガメ」です。ドイツ語だとGriechische Landschildkröteで「ギリシャのリクガメ」です。日本で「ギリシャのリクガメ」と聞けばギリシャリクガメ(Testudo graeca)を連想しますが、ドイツ語ではMaurische Landschildkröteで「ムーア人のリクガメ」になります。ムーア人は北西アフリカのイスラム教教徒のことで、ヘルマンリクガメとギリシャリクガメの生息域を考えればドイツ語の呼称は理解できます。ちなみに日本語のギリシャリクガメは学名Testudo graecaに由来すると思いますが、ギリシャに生息するカメという意味ではなく甲板の模様がギリシャ織の模様に似ているからと言われています。

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秋の文化祭シーズン
都内某所の文化祭で撮影したカメの写真です。

■ 折り紙研究部 (アカウミガメの折り紙)

折り紙
第16回折紙探偵団 コンベンション折り図集 Vol.16

■ 生物部 (カメの骨格標本)

骨格標本_01a

骨格標本_01b

■ カメの甲羅のウンチク

カメの甲羅は、鱗板(りんばん)とその下にある甲板(こうばん)が重なり合った構造になっていて丈夫にできている。鱗板はケラチンと呼ばれるタンパク質でできている。人間の髪の毛や爪もケラチンでできている。甲板は背骨や肋骨と一体化した板状の骨で、胴体部分を包み込んでいる。鱗板や甲板は細分化された多くのパーツで成り立ち、一般に鱗板は50枚、甲板は59枚ある。鱗板と甲板の境界のほとんどは重なり合わないように配置され、甲羅の強度を高めている。ほとんどのカメ類は生涯を通じて成長を続け、甲板の境界は成長が可能な縫合部として残ることが多い。鱗板の境界部は甲板表面に鱗板溝と呼ばれる細長い溝として刻まれる。

■ 参考文献
-  『カメのきた道―甲羅に秘められた2億年の生命進化』(平山 廉, 日本放送出版協会)

関連記事:
 カメの甲羅 part 3 (2011/4/25)
 カメの甲羅 part 2 (2011/4/23)
 カメの甲羅 (2011/4/22)

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オオヤマリクガメ (絶滅種)
オオヤマリクガメは、徳之島、沖縄島、伊江島、宮古島、与那国島から発見されているリクガメ科の絶滅種。甲長は最大50cm。東南アジアに分布するムツアシガメ属の2種と沖縄諸島の固有種リュウキュウヤマガメに近縁な新種として記載されている。琉球列島にはほんの数万年前まで在来のイシガメ科3種(セマルハコガメ、ミナミイシガメ、リュウキュウヤマガメ)にに加え、現在では絶滅してしまったイシガメ科5種とリクガメ科1種が分布していたが、更新世の終わり(およそ1万年前)にその多くが急速に絶滅したと考えられている。

オオヤマリクガメの頭骨化石
↑ 沖縄県南城市から発見された後期更新世の絶滅種オオヤマリクガメの頭骨化石

化石発掘調査の様子 ← 沖縄県南城市における化石発掘調査の様子

■ 琉球列島に分布する在来性陸生カメ類 (1科3属3種)
  リウキュウヤマガメ Geoemyda japonica 沖縄諸島の固有種
  ヤエヤマイシガメ Mauremys mutica kami 八重山諸島の固有亜種
  ヤエヤマセマノレハコガメ Cuora flavomarginataevelynae 八重山諸島の固有亜種

■ 関連リンク
- 琉球列島の更新世陸生脊椎動1Mm化石 -とくに陸生カメ類についての分類学的研究- (高橋 亮雄, 琉球大学, 2009年)
- 琉球列島の更新-世カメ類化石についての分類学的研究 (高橋 亮雄, 琉球大学, 2008年)
- 宮古島天川洞から産出した後期更新世イシガメ類化石の分類学的再検討 (高橋/太田/大塚, 琉球大学, 2006年)
- 沖縄島における第四紀脊椎動物化石包含層の14C年代 (大塚/中村/太田, 名古屋大学, 2004年)
- リュウキュウヤマガメ@沖縄・高江 (ゆんたく高江)
- 日本に生息するリクガメ? (カメのいる暮らし)
- 沖縄本島の化石集 (沖縄の化石)

■ 参考文献
-  『カメのきた道―甲羅に秘められた2億年の生命進化』(平山 廉, 日本放送出版協会)
■ 関連記事:
 カメの化石 (2011/8/24)
 ビルマムツアシガメ (板橋区熱帯環境植物館) (2011/7/23)

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カメの化石
メソダーモケリスス・ウンデュラータ (穂別博物館)
白亜紀のウミガメ、メソダーモケリスの模式標本。1980年9月に穂別稲里にて発見。産出層は「函淵層群」。背甲(背のこうら)、腹甲(腹のこうら)、烏口骨、上腕骨、大腿骨、尾椎などが産出。 
メソダーモケリス
爬虫綱カメ目ウミガメ上科オサガメ科
Mesodermochelys undulatus Hirayama and Chitoku, 1996

アノマロケリス・アングラータ (穂別博物館)
白亜紀のリクガメ化石。穂別富内で発見された。全長約60cm。背甲(背中の甲羅)の大部分である。背甲の首の周りが丸くくぼみ、その両脇がツノのように前方へ伸びている点が最大の特徴で、学名は「ツノのある奇妙なカメ」という意味。
メソダーモケリス
爬虫綱カメ目スッポン上科ナンシュンケリス科
Anomalochelys angulata Hirayama et al., 2001

アーケロン・イスチイロス (国立科学博物館)
7400万年前白亜紀後期。アメリカサウスダコタ州で発掘。全長4.5m。世界最大のカメ。
アーケロン・イスチイロス
爬虫綱カメ目ウミガメ上科プロトステガ科

オドントケリュス・セミテスタケア (ナショナルジオグラフィック ニュース)
2億2000万年前三畳紀。中国南西部で発掘。世界最古のカメの化石。背甲を持たず、腹甲は完全に発達。

カッパケリス・オオクライ (マイコミジャーナル)
1億3000万年前中生代白亜紀。世界最古のスッポンの化石。1994年に石川県白山市の手取層群赤岩層から甲羅の部分の2片を発見。カメからスッポンへ進化する途中の新種。
カッパケリス・オオクライ
Kappachelys okurai (復元画:小田隆)

■ プロガノケリス
中生代三畳紀の終わり頃(約2億1000万年前)。最初の頃のカメ。ドイツやグリーンランドで発掘。完全な陸生で植物食。全長約1m、甲長約60cm。
Proganochelys Quenstedti
Proganochelys Quenstedti (American Museum of Natural History)

■ サンタナケリス Santanachelys(ブラジル)
中生代白亜紀前期(約1億1000万年前)。最古のウミガメ。
サンタナケリス

■ 関連リンク
- 地質年代表 (きまぐれ生物学)
- Oldest known sea turtle, Ren Hirayama, Nature 392, 705-708 (16 April 1998)
- 日本産化石カメ類研究の概要 (平山 廉, 2006)
- ホッピーだより No.315 "ウミガメのはなし 5:ヒレになった足"
- ホッピーだより No.312 "白亜紀ウミガメ メソダーモケリスHMG-1476(打本標本)クリーニング完了"
- ホッピーだより No.310 "ウミガメのはなし 4:カメは歯がない"
- ホッピーだより No.309 "ウミガメのはなし 3: カメの肩甲骨"
- ホッピーだより No.307 "ウミガメのはなし 2:カメのこうら"
- ホッピーだより No.304 "ウミガメのはなし 1:ウミガメとは"
- 白山市産出新種カメ類化石について (白山市)
- ちょっと6億年の旅 (恐竜・化石グッズ専門店ふぉっしる)
- カメの進化と歴史 (ガンダム爺の家)

■ 参考文献
-  『カメのきた道―甲羅に秘められた2億年の生命進化』(平山 廉, 日本放送出版協会)

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リクガメを飼っている有名人
リクガメを飼っている有名人、芸能人のリストを作ってみました。

ベッキー   … ケズメリクガメ(ガラパゴスちゃん)
林家彦いち … ギリシャリクガメ(りっく)インドホシガメ(ポチ)ケヅメリクガメ
ほっしゃん。アカアシガメ(きなこ)ギリシャリクガメ(がじ)
佐藤浩市  … ケズメリクガメ(佐藤トウカイテイオー、佐藤豪傑流)
高橋惠子  … ナミビアヒョウモンリクガメ
藤谷美紀  … ホルスフィールドリクガメ(バウロ)
森泉    … ケズメリクガメ(Mr.)、ホルスフィールドリクガメ(Mrs.)
亀田史郎  … アルダブラゾウガメ
相葉雅紀  … リクガメ(ゴンタ)
小畑健   … ギリシャリクガメ(シャア・アズナブル)
レオナルド・ディカプリオケヅメリクガメ
だっくす小峰ケヅメリクガメ(ケズー)、ホルスフィールドリクガメ(チビ、ワイ、ロッキー)
Nana(MAX)ケヅメリクガメ(ブガ)
温水洋一  …キバラガメ(カメミー、カメミズ)

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ホウシャガメを飼っている人はどんな人?
 ワシントン条約の附属書I掲載種は「種の保存法」で譲渡、譲受が原則的に禁止されています。そこで、附属書I掲載種のホウシャガメを飼っている人はどんな人だろうとネットで調べてみました。

リクガメと暮らすと言うこと 「リカ」という名のホウシャガメ (AllAbout)
 宮崎県の某所に住むMさん、マダカスカルに赴任していた息子さんが購入したホウシャガメを1972年の帰国時に持ち帰る。それから宮崎で大切に飼育を続けてきました。家の居間で生活。餌は無農薬の野菜。基本はレタスとキャベツ。日光浴はガラス越し。排泄は食事後におふろ場で。甲長50センチ、体重10.5キロの雌の「リカ」。

リクガメの部屋(ウルトラの父) (追記 2011/8/25)
 リクガメ研究家 木村 和生さん。つがいのホウシャリクガメ(ベス、ティガ)を飼育されています。

我家の100万円 (モーリシャス便り)
 モーリシャス在住で観光のお仕事をされているMさん。ホウシャガメをペットとして飼っているそうです。

日本初!ホウシャガメ登録票付き個体産卵レポート (Tortoise-Style)
 大阪のリクガメ専門ショップの雄雌共に登録票付き同士の間での産卵のレポート。2009年5月15日までに合計142個の卵を産みましたが孵化には至っていない。同店では3体の幼体と2体のアダルトの販売実績があるようです。

日本初!! ホウシャガメの繁殖に成功しました (野毛山動物園 オフィシャルブログ)
 2009年5月9日、日本で初めてホウシャガメ2頭の繁殖に成功しました。

ホウシャガメの恋の季節 (野毛山動物園 オフィシャルブログ)
 2009年7月12日、ホウシャガメは雨の多い時期に恋の季節が始まります。

ホウシャガメの産卵が始まりました (野毛山動物園 オフィシャルブログ)
 2009年10月19日までに8個を産卵して孵卵器で保温中。

日本で初めて赤ちゃん誕生 気候再現、えさも工夫 (47news)
 横浜市の野毛山動物園で2009年4月に日本で初めて生まれたホウシャガメの子どものレポート。赤ちゃん誕生のための工夫は、マダガスカルの雨期と乾期を再現して食事内容を変える。雨期には栄養の多いえさにして、ハチミツもやった。乾期の食事は週3回だけ。

ホウシャガメの子ガメ誕生しました! (野毛山動物園)
 2011年4月27日、28日に2頭の子ガメが誕生。

絶滅危惧種のカメ3種を保護しました (野毛山動物園)
 2011年6月2日、東京の警視庁からカメ3種、5頭の保護を依頼されました。中身を聞いてびっくりの、ヘサキリクガメ1ペア、ホウシャガメ1頭、バタグールガメ2頭であります。

マダガスカルホシガメの赤ちゃん (特定非営利活動法人エコロジー・カフェ)
 エコカフェ生物多様性研究所付属機関・絶滅危惧種保護センターで2009年8月27日に日本で2例目として8頭のマダガスカルホシガメの赤ちゃんが誕生。

ホウシャガメ繁殖成功写真集 (絶滅危惧種保護センター)
 2009年8月から11月の孵化の写真。

ホウシャガメが仲間入り!! (江戸川区自然動物園)
 2010年に埼玉県こども動物自然公園から新たに4頭のホウシャガメが仲間入り。それまでの2頭と合わせて6頭。

夢見ヶ崎動物公園 > 動物紹介 > ホウシャガメ
 夢見ケ崎動物公園の5頭のホウシャガメは2006年に密輸で日本に持ち込まれようとして名古屋税関に摘発された40頭のうちの5頭だそうです。
 2011/11/05 午後3時過ぎ、来園者注視のなか、産卵した卵5個が飼育スタッフにより採取されました。

世界的希少種「ホウシャガメ」の展示を開始しました (札幌市円山動物園)
 2009年6月下旬、ホウシャガメ3頭が横浜市野毛山動物園からやってきました。2002年から飼育している1頭と合わせて4頭を展示しています。
 国内血統登録状況:当園を含め、18園館、157個体を飼育しています(2008年12月31日現在)。

カメさんの話 (写真上手 旅上手:)
 産経新聞写真報道局のカメラマンの早坂洋祐さんが上野動物園でホウシャガメを取材したときのブログ

野生のマダガスカルホシガメ (YouTube, NaturesPlanetTV)

ホウシャガメ (YouTube)
 泊ったホテルの部屋になんとホウシャガメが飼われていました。マダガスカルのことです。

ホウシャガメの危機:行動計画の進展(Turtle Survival Alliance)
 マダガスカルで活動するTSA(Turtle Survival Alliance)の保護活動の報告 (追記:2011/8/28)

中国で隣人からホウシャガメを預かった日本人 (追記:2012/2/24)
 日刊SPA!の[珍獣好き女子]特集で紹介された林田薫さんは中国で隣人からカメを預かったらホウシャガメだったという話。

edogawa20120917a.jpg江戸川区自然動物園のホウシャガメ

Radiated tortoise  20120516a野毛山動物園のホウシャガメ

izu_andyland_11a.jpg伊豆アンディランドのホウシャガメ

yumemigasaki20111102b.jpg夢見ヶ崎動物公園のホウシャガメ

ueno20111029b.jpg上野動物園のホウシャガメ

ホウシャガメ_01c埼玉県こども動物自然公園のホウシャガメ

関連記事:
 びっくり ホウシャガメ事件 Again (2012/9/1)
 マダガスカルの爬虫類の40%は絶滅の危機 (2011/11/11)
 びっくり ホウシャガメ事件 (2011/9/2)
 マダガスカルの密猟者 (2011/8/28)
 ワシントン条約 (2011/8/5)
 リクガメ・スポット(動物園・水族館) (2011/8/4)
 リクガメの違法取引 (2011/8/3)
 モーリシャスのゾウガメ牧場 (2011/4/14)

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動物病院のリスト
亀次郎はまだ病院のお世話になったことがありませんが、いざというときのために情報収集しています。
ネットで調べたカメを見てくれそうな動物病院のリストです。まだ利用したことはありません。

● 東京
- レプタイル クリニック 東京都文京区本郷 爬虫類の専門病院
- 田園調布動物病院 東京都大田区田園調布
  院長(田向健一)のブログ
- 勝どき動物病院 東京都中央区勝どき
  エキゾチックアニマル
- みわエキゾチック動物病院 東京都豊島区駒込 鳥と小動物の専門病院
- ティアハイムどうぶつ病院 東京都北区滝野川
- 高橋動物病院 東京都足立区千住旭町
- 吉祥寺どうぶつ病院 東京都武蔵野市
  亀の病気
- K's Pet Clinic 東京都町田市 小動物の専門病院
  リクガメの飼育, 「爬虫類」の病気と治療例
- 鳥と小動物の病院 falconest ファルコネスト 東京都足立区千住中居町

● その他の道府県
- 真栄どうぶつ病院 北海道札幌市
  雑記帳, 楽しい生き物たちの紹介
- クレステッド動物病院 神奈川県厚木市
  症例紹介(爬虫類・魚編), 各種餌の栄養組成, 食べさせてはいけないもの, 病院の動物紹介
- 山田獣医科病院 埼玉県坂戸市
  カメの飼い方と健康管理
- アーリン動物病院 千葉県松戸市
- ハミング動物病院 静岡県浜松市
  ハミング動物病院院長ブログ
- ゆず動物病院 兵庫県尼崎市
  リクガメの理想的な食餌

● 動物病院のリスト
- レプタイル・キーパーズネット
- 爬虫類動物病院情報 (リクガメぴーす)
- 両爬を診てくれる動物病院 (AllAbout)
- 全国爬虫類診療可能動物病院リスト (山内イグアナ研究所)
- 関東地方で爬虫類の診察・診療が可能な動物病院リスト (はちゅナビ)
- 爬虫類動物病院紹介 (爬虫類床材専門ショップ MAT MAX)

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ワシントン条約
 ワシントン条約(英:Washington Convention)の正式名は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(英:Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)」で、希少な野生動植物の国際的な取引を規制する条約です。条約が採択された都市の名称をとって、ワシントン条約、または英文表記の頭文字をとってCITES(サイテス)とも呼ばれます。絶滅のおそれのある動植物の野生種を、希少性に応じて3ランクに分類、これらを条約の附属書I、IIおよびIIIに分けてリストアップし、合計約30,000種の動物を取引制限の対象としています。1973年3月3日にアメリカのワシントンD.C.で採択、締結国が10カ国になった1975年7月1日に発効。締約国数は172ヶ国(2008年3月現在)。日本は1980年11月4日に締約。

 附属書Iは、絶滅のおそれのある種であって取引による影響を受けており又は受けることのあるもの。商業取引を原則禁止する(商業目的でないと判断されるものは、個人的利用、学術的目的、教育・研修、飼育繁殖事業が決議5.10で挙げられている)。取引に際しては輸入国の輸入許可及び輸出国の輸出許可を必要とする。
 附属書IIは、現在必ずしも絶滅のおそれのある種ではないが、その標本の取引を厳重に規制しなければ絶滅のおそれのある種となるおそれのある種又はこれらの種の標本の取引を効果的に取り締まるために規制しなければならない種。輸出国の許可を受けて商業取引を行うことが可能。
 附属書IIIは、いずれかの締約国が、捕獲又は採取を防止し又は制限するための規制を自国の管轄内において行う必要があると認め、かつ、取引の取締のために他の締約国の協力が必要であると認める種。附属書 III に掲げる種の取引を、当該種を掲げた国と行う場合、許可を受けて行うことが可能。

 日本では「絶滅のおそれのある野生動植物の譲渡の規制等に関する法律」を1987年に制定。その後、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」を1993年4月1日に施行。

 附属書Iの対象となるリクガメ科は、
  Astrochelys radiata ホウシャガメ
  Angonoka yniphora ヘサキリクガメ
  Chelonoidis nigra ガラパゴスゾウガメ
  Gopherus flavomarginatus メキシコゴファーガメ
  Psammobates geometricus ホシヤブガメ
  Pyxis arachnoides クモノスガメ
  Pyxis planicauda ヒラオリクガメ
  Testudo kleinmanni エジプトリクガメ

 附属書IIの対象となるリクガメ科は、
  附属書I掲載種を除く、リクガメ科全種(Testudinidae spp.)

 平成二三年三月一八日政令第二四号 別表第二(法第四条第四項の国際希少野生動植物種)

第一 動物界、三 爬虫綱、(五) かめ目
へびくびがめ科
 プセウデミュドゥラ・ウンブリナ(オーストラリアヌマガメモドキ)1980年11月4日
うみがめ科
 うみがめ科全種 1980年11月4日 (注1)
おさがめ科
 デルモケリュス・コリアケア(オサガメ)1980年11月4日
かめ科
 グリュプテミュス・ムレンベルギ(ミューレンベルグイシガメ)1992年6月11日
 テルラペネ・コアフイラ(ヒメアメリカハコガメ)1980年11月4日
いしがめ科
 バタグル・アフィニス 1980年11月4日
 バタグル・バスカ(ヨツユビガメ)1980年11月4日
 ゲオクレミュス・ハミルトニイ(ハミルトンクサガメ)1980年11月4日
 メラノケリュス・トリカリナタ(ミスジヤマガメ)1980年11月4日
 モレニア・オケルラタ(モレニア)1980年11月4日
 パングシュラ・テクタ(カチューガ)1980年11月4日
りくがめ科
 アストロケリュス・ラディアタ(マダガスカルホシガメ)1980年11月4日 ← ホウシャガメ
 アストロケリュス・イニフォラ(イニホーラリクガメ)1980年11月4日 ← ヘサキリクガメ
 ケロノイディス・ニグラ(ガラパゴスゾウガメ)1980年11月4日
 ゴフェルス・フラヴォマルギナトゥス(メキシコゴファーガメ)1980年11月4日
 プサンモバテス・ゲオメトリクス(チズガメ)1980年11月4日 ← ホシヤブガメ
 ピュクスィス・アラクノイデス(クモノスガメ)1999年1月12日
 ピュクスィス・プラニカウダ(ヒラオリクガメ)1997年2月13日
 テストゥド・クレインマンニ(エジプトリクガメ)1989年2月16日
すっぽん科
 アパロネ・スピニフェラ・アトラ(クロスッポン)1980年11月4日
 アスペリデテス・ガンゲティクス(インドスッポン)1980年11月4日
 アスペリデテス・フルム(フルムスッポン)1980年11月4日
 アスペリデテス・ニグリカンス(ウスグロスッポン)1980年11月4日

(注1) ケロニア・デプレサ(ヒラタアオウミガメ)の個体等については1981年6月6日、ケロニア・ミュダス(アオウミガメ)の個体等については1987年10月22日、レピドケリュス・オリヴァケア(ヒメウミガメ)の個体等については1992年1月31日、エレトモケリュス・インブリカタ(タイマイ)の個体等については1994年7月29日、その他の種の個体等については1980年11月4日


関連リンク
 ワシントン条約 (外務省)
 ワシントン条約 (税関)
 ワシントン条約(CITES) (経済産業省)
  ワシントン条約動植物及びその派生物の輸入の承認について 輸入注意事項 22 第 46 号(H22. 6. 23)
 種の保存法の解説 (環境庁)
 Appendices I, II and III (CITES)
 ワシントン条約について (トラフィックイーストアジアジャパン)
  「ワシントン条約附属書」 動物 ← リクガメは70-71page , ワシントン条約加盟国
 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約 (Wikipedia)
 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 (Wikipedia)
 野生動物をとりまく環境について (あいらぶかめ制作委員会)
 絶滅危惧種保護センター
 絶滅危惧種保護センターレポート (エコカフェ)

メモ書き

 平成二三年三月一八日政令第二四号の別表第二の表二のリクガメ科の和名が古かったり間違っていたりします。マダガスカルホシガメはホウシャガメ、イニホーラリクガメはヘサキリクガメで良いとして、チズガメはヌマガメ科の属名なのでなにかの間違いでしょう。学名のカタカナ表記からホシヤブガメだと判断しました。CITESのAppendices.Iにも  Psammobates geometricus(ホシヤブガメ)が記載されています。


関連記事:
 THE NEW YORKER のヘサキリクガメの記事 (2012/1/20)
 マダガスカルの爬虫類の40%は絶滅の危機 (2011/11/11)
 マダガスカルの密猟者 (2011/8/28)
 リクガメ・スポット(動物園・水族館) (2011/8/4)
 リクガメの違法取引 (2011/8/3)
 カメ目の分類 (2011/7/26)

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カメ目の分類
カメ目の現生種は約300種だそうです。カメ目の構成種は甲羅をもつことが最大の特徴です。潜頸類と曲頸類に分かれ、潜頸類は首を縦に曲げて甲羅の中に頭を引っこめ、曲頸類は首を横に曲げて甲羅の下に頭を隠します。

曲頸亜目 Pleurodira
 ヘビクビガメ科 Chelidae
 ヨコクビガメ科 Pelomedusidae

潜頸亜目 Cryptodira
 カミツキガメ上科 Chelydridea
  カミツキガメ科 Chelydridae
 ウミガメ上科 Chelonioidea
  ウミガメ科 Cheloniidae
  オサガメ科 Dermochelyidae
 ドロガメ上科 Kinosternoidea
  メキシコカワガメ科 Dermatemydidae
  ドロガメ科 Kinosternidae
 リクガメ上科 Testudinoidea
  ヌマガメ科 Emydidae
  イシガメ科 Geoemydidae
  オオアタマガメ科 Platysternidae
  リクガメ科 Testudinidae
 スッポン上科 Trionychoidea
  スッポンモドキ科 Carettochelyidae
  スッポン科 Trionychidae

さらにリクガメ科の分類は

  リクガメ科 Testudinidae
   リクガメ亜科 Testudinidae
    ヨツユビリクガメ属 Agrionemys
     Agrionemys horsfieidii ヨツユビリクガメ Russian tortoise
    ヘサキリクガメ属 Angonoka
     Angonoka yniphora ヘサキリクガメ Angulated tortoise
    ホウシャガメ属 Astrochelys
     Astrochelys radiata ホウシャガメ Radiated tortoise
    ナンベイリクガメ属 Chelonoidis
     Chelonoidis carbonaria アカアシガメ Red-footed tortoise
     Chelonoidis chilensis チャコリクガメ Argentine tortoise
     Chelonoidis denticulata キアシガメ Yellow-footed tortoise
     Chelonoidis nigra ガラパゴスゾウガメ Galápagos tortoise(亜種を独立種とする説もあり)
    ソリガメ属 Chersina
     Chersina angulata ソリガメ Bowsprit tortoise
    アルダブラゾウガメ属 Dipsochelys(Aldabracheys属とする説もあり)
     Dipsochelys arnoldi セーシェルヒラセゾウガメ Arnold's giant tortoise
     Dipsochelys dussumieri アルダブラゾウガメ Aldabra giant tortoise
     Dipsochelys hololissa セーシェルセマルゾウガメ Seychelles giant tortoise
    ヘルマンリクガメ属 Eurotestudo
     Eurotestudo hermanni ヘルマンリクガメ Herman's tortoise
    リクガメ属 Geochelone
     Geochelone elegans インドホシガメ Indian star tortoise
     Geochelone platynota ビルマホシガメ Burmese star tortoise
     Geochelone sulcata ケヅメリクガメ African spurred tortoise(ケヅメリクガメ属Centrochelysに分ける説もあり)
    ヒラセリクガメ属 Homopus
     Homopus areolatus オウムヒラセリクガメ Parrot-beaked cape tortoise
     Homopus boulengeri ブーランジェヒラセリクガメ
     Homopus famoratus オオヒラセリクガメ
     Homopus signataus シモフリヒラセリクガメ Speckled padloper
     Homopus solus ナミビアヒラセリクガメ Namibia_cape_tortoise
    インドリクガメ属 Indotestudo
     Indotestudo elongata エロンガータリクガメ Elongated tortoise
     Indotestudo forsteni セレベスリクガメ Forsten's Tortoise
     Indotestudo travancorica トラバンコアリクガメ Travancore tortoise
    セオレガメ属 Kinixys
     Kinixys belliana ベルセオレガメ Bell's hinge-back tortoise
     Kinixys erosa モリセオレガメ Serrated hinge-back tortoise
     Kinixys homeana ホームセオレガメ Home's hinge-back tortoise
     Kinixys natalensis ナタールセオレガメ Natal hinge-back tortoise
     Kinixys spekii スピークセオレガメ Speke's hinge-back tortoise
    パンケーキガメ属 Malacochersus
     Malacochersus tomieri パンケーキガメ Pancake tortoise
    ヤブガメ属 Psammobates
     Psammobates geometricus ホシヤブガメ Geometric tortoise
     Psammobates oculifer ノコヘリヤブガメ African serrated star tortoise
     Psammobates tentorius テントヤブガメ African tent tortoise
    クモノスガメ属 Pyxis
     Pyxis arachnoides クモノスガメ Spider tortoise
     Pyxis planicauda ヒラオリクガメ Flat-Tailed Tortoise
    チチュウカイリクガメ属 Testudo
     Testudo gracea ギリシャリクガメ Greek tortoise(亜種を独立種とする説もあり)
     Testudo kleinmanni エジプトリクガメ Egyptian tortoise
     Testudo marginata フチゾリリクガメ Marginated tortoise
    ヒョウモンガメ属 Stigmochelys
     Stigmochelys pardalis ヒョウモンガメ Leopard tortoise
   ゴファーガメ亜科 Xerobatinae
    ゴファーガメ属 Gopherus
     Gopherus aggassizii サバクゴファーガメ Desert tortoise
     Gopherus berlandieri テキサスゴファーガメ Texas tortoise
     Gopherus flavomarginatus メキシコゴファーガメ Bolson tortoise
     Gopherus polyphemus アナホリゴファーガメ Florida gopher tortoise
    ムツアシガメ属 Manouria
     Manouria emys エミスムツアシガメ Asian forest tortoise
     Manouria impresa インプレッサムツアシガメ Impressed tortoise

出典:
 カメ (wikipedia)
 リクガメ科 (wikipedia)

参考:
 両爬オンライン図鑑 リクガメ (AllAbout)
 カメ図鑑 (Grace)
 陸亀図鑑 (ぴーす)

関連記事:
 マスカリンリクガメ (絶滅種) (2011/10/11)
 オオヤマリクガメ (絶滅種) (2011/8/25)
 ワシントン条約 (2011/8/5)
 リクガメ・スポット(動物園・水族館) (2011/8/4)

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カメの甲羅 part 3
亀次郎のお腹の側の甲羅(腹甲)です。ヘルマンリクガメはニシヘルマンリクガメとヒガシヘルマンリクガメの2亜種に分類されますが、腹甲に違いの特徴があります。ヒガシヘルマンリクガメの腹甲では、各甲板の内側に黒斑がありますが、ニシヘルマンリクガメでは黒斑が上から下まで帯状につながっています。亀次郎はヒガシヘルマンリクガメ(スロベニアCB)ということになっていますが、腹甲の黒斑は微妙。離れているのかな。

カメの甲羅 (腹甲)

ニシヘルマンリクガメの腹甲の写真は、
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7a/Testudo_hermanni_hermanni_male_2.JPG

http://ja.wikipedia.org/wiki/ヘルマンリクガメ

関連記事:
 カメの甲羅 part 2 (2011-04-23)
 カメの甲羅 (2011-04-22)

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カメの甲羅 part 2
亀次郎の後ろ姿です。ヘルマンリクガメは臀甲板に特徴があり甲板が2枚になっています。同じ地中海リクガメのギリシャリクガメでは臀甲板は1枚です。

カメの甲羅 (臀甲板)

ギリシャリクガメの後ろ姿の写真は下記のURLで見つけました。
http://www.gaia.info/breeding/shiyu/shiyu.htm

関連記事:
 カメの甲羅 part 3 (2011-04-25)
 カメの甲羅 (2011-04-22)

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カメの甲羅
今日は亀次郎の写真を使ってカメの甲羅についてのウンチクです。

カメの甲羅は背面の背甲(はいこう)と腹面の腹甲(ふっこう)からなり、そのうち背甲は脊椎を中心に肋骨が扇状に横方向に開いてできたものです。甲羅の表面は甲板と呼ばれる皮膚の表皮が変型した鱗板で覆われています。甲板はカメでは共通で、各甲板の名称も決まっています。

 項甲板(こうこうばん, nuchal)
 椎甲板(ついこうばん, centrals) V1~V5
 肋甲板(ろっこうばん, costals) C1~C4
 縁甲板(えんこうばん, marginals) m1~m11
 臀甲板(でんこうばん, supracaudals)

カメの甲羅

真栄どうぶつ病院 > 雑記帳 > 甲羅

カメが甲羅を作った独特の進化過程を解明 2009年7月10日 理化学研究所
カメの「甲羅」は肋骨と背骨が発達した結果、中国研究 2008年11月28日 AFPBB News

関連記事:
 カメの甲羅 part 3 (2011-04-25)
 カメの甲羅 part 2 (2011-04-23)

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リクガメの輸入量
ブログを始めてみてから、リクガメのブログをやっている人が多いことに気づき少し驚いています。そこで日本でリクガメを飼っている人がどれくらいいるのか気になって、リクガメの輸入量について調べてみました。

日本のリクガメ輸入量(頭) (出典:トラフィック イーストアジア ジャパン 2005/10/17)
 1997年 約41,000頭 (43%)
 1998年 約43,000頭 (34%)
 1999年 約36,000頭 (29%)
 2000年 約49,000頭 (30%)

昨年のレポートでは、(出典:トラフィック イーストアジア ジャパン 2010/10/12)

レポートUNEP-WCMCがまとめたCITES Trade Databaseから2007年のワシントン条約対象種の世界の生きた爬虫類取引を見ると、323種が国際取引されており、そのうち日本は約58%にあたる188種を輸入している。
このうちインドホシガメGeochelone elegans、ギリシャリクガメTestudo graecaといったリクガメについては、
2007年の輸入量は日本が世界1位である。またリクガメ科全体については、米国に次いで2位である。
2007年より前のデータを見てみると米国とともに2位あるいは1位であることがほとんどであり、リクガメに関して日本は世界最大規模の輸入国であると言える。

世界の生きたリクガメ(リクガメ科)の輸入頭数(2007年)
 米国20%, 日本16%, スペイン8%, 英国7%, 香港6%, その他43%


となっていますが、このレポートでは占有率のデータのみで輸入頭数の数字がありません。CITES Trade Databaseで調べればわかるかもしれませんが今回はこの辺で。

おまけですが、下記に中東から輸入したギリシャリクガメの1ロット(200頭)の写真が出ています。輸入業者はこんな単位で取引しているですね。
http://repjapan.exblog.jp/11834253/ (Rep JAPAN 2009/12/24)

おまけついでにマケドニアから輸入されたヘルマンリクガメの写真です。
http://repjapan.exblog.jp/13875208 (Rep JAPAN 2010/12/25)

関連記事:
 ブログはじめました。 (2011-03-21)

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