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Category: ガラパゴス

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ガラパゴスの地形と気候
ガラパゴス諸島は、東太平洋の赤道直下、エクアドルの西900Kmに位置します。十数の島々と100を超える岩礁からなります。すべての島は火山起源で、ほとんどが楯状火山です。ガラパゴスの火山では、溶岩は粘性の低い玄武岩質で、溶岩の噴出・流動・堆積によって、緩やかに傾斜する斜面を持ち、底面積の広い楯状の火山を形成します。ガラパゴス最大の島のイザベラ島は、5個の楯状火山がつながってできました。それぞれの山頂には直径5~10Kmのカルデラを有します。最高海抜はイザベラ島のウォルフ火山の1707mです。

ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島は赤道直下にありますが、南氷洋からペルー海流(フンボルト海流)が流れ込んでいるため、熱帯ではなく亜熱帯地方の気温並みです。また、海水温が低く上昇気流も起きにくいので、特に沿岸部では雨はきわめて少なく、1月から4月までの雨期を除いてはほとんど降りません。ガラパゴスの自然条件は、溶岩におおわれた不毛の大地、島をとりまく冷たい海流、沿岸部では雨が少なく乾燥した気候です。この条件が人間の定住を拒み続けてきました。

ガラパゴスでは一年中、南東から貿易風が吹いています。1月から4月までの雨期には弱く、乾期(5月から12月)にはやや強く吹きます。その貿易風が高い山に当たると上昇気流を生じ雨を降らせます。そのため、ガラパゴスでは貿易風に対する方角と標高により雨量が異なります。

ガラパゴス諸島のほぼ中央にあるサンタ・クルス島の南海岸のポート・アラヨ(Puerto Ayora)にある標高6mのダーウィン研究所(Charles Darwin Research Station)では年間降水量469.7mm(1969年)、標高620mのメディア・ルナ(Media Luna)では年間降水量2656.4mm(1969年)と約5倍になります。サンタ・クルス島の南部の植生は、標高0mの波打ち際にマングルーブ林、標高0~40mにサボテン林、標高40~180mにピゾニア(Pisonia floribunda)、プシジウム(Psidium galapageium)林、標高180~280mにスカレシア(Scalesia)林、標高280~420mにプシジウム林、標高420~580mにミコニア(Miconia)低木林、標高580~864mに草原と6つの植生帯が垂直分布しています。

ガラパゴスには川がなく飲料水の確保は容易ではありません。沿岸部では溶岩の割れ目から塩分の混ざる水を組み上げ雑用水として、雨水をためて飲用水としています。サンタ・クルス島のアカデミー湾の住民は雨水だけでは飲料水が足りず、ロバに樽や壺を背負わせて標高280~420mのプシジウム林の窪地の溜り水を汲みに行きます。標高280~420mのプシジウム林は貿易風がつくる雲の中にあたり一年中霧雨(ガルア)が降ります。

チャールズ・ダーウィンは『ビーグル号航海記』で、『かめはとても水を好み、大量に飲み、泥の中で転がりまわる。大きな島だけに泉があり、それらは常に島の中央部の相当に高いところにある。従って、普段は低い地域にいるかめは、喉が渇いたときは長距離を移動しなければならない。従って、幅が広く踏みならされた路が泉から海岸まですべての方向に通じている。スペイン人はこの路を遡って、最初に水場を見つけた。』と述べています。

参考文献:
- 伊藤秀三、1983年、ガラパゴス諸島 新版、中公新書

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