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ヒガシヘルマンリクガメの亀次郎の日記と世界のリクガメの情報


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Category: その他のカメ

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上海空港でストッキング・ガメ 79匹
2012年2月13日のTV各社のニュースによると、上海空港のX線検査装置で千葉県からの荷持ちに不審な影が映り、調べたところ、1匹ずつストッキングやプラスチックフィルムでていねいに包まれたニホンイシガメ79匹が見つかりました。ストッキングは通気性や保温性もよくカメが傷つくことも防げ、組織的な犯行とみられています。最近、中国では外来生物をペットにするのが人気で、中国国内のペットショップに送られるものだったとみられています。カメは日本に送り返されるか、引き受け先がなければ安楽死させて処分される可能性もあるそうです。



ニホンイシガメMauremys japonicaはイシガメ科イシガメ属に分類されるカメで、北海道と沖縄を除く日本全国に生息する固有種です。幼体の別名はゼニガメ(近年はクサガメの幼体にゼニガメと名づけ売られている)。河川、湖沼、池、湿原、水田などに生息し、冬は水中の石の下や、堆積した落ち葉の中などで冬眠します。食性は雑食で、魚類、カエルやその卵および幼生、昆虫、甲殻類、貝類、ミミズ、動物の死骸、植物の葉、花、果実、藻類などを食べます。開発による生息地の破壊、水質悪化、ペット用の乱獲などにより生息数は減少しています。種としては絶滅の可能性が低いと考えられていて、環境省のレッドリストでは「情報不足(Data Deficient, DD)」です。

ちょとわからないのは、上海空港でみつかったストッキング・ガメの「組織的な犯罪」とは密輸のことだと思いますが、なぜ正規に輸出しないのかです。ウミガメやリクガメはワシントン条約の附属書IやⅡに記載されているので、附属書I記載種(すべてのウミガメと一部のリクガメ)は商業取引を原則禁止なのでペット用では輸出できません。附属書Ⅱ記載種(残りすべてのリクガメ)は輸出国の許可がないと商業取引ができません。でも、ニホンイシガメは環境省のレッドリストでは「情報不足(Data Deficient, DD)」なので、ワシントン条約の附属書IやⅡやⅢに記載されているとも思えません。中国の国内法でニホンイシガメの輸入を規制する法制度があるのか、関税の脱税目的なのか、よくわかりません。

というわけで、ネットで調べてみました。日本でワシントン条約を所管している通商産業省のWebSiteは、なんと本日はメンテナンス中でサービスを停止していました。CITESAppendices I, II and IIIを見るとイシガメ属Mauremysは、附属書Ⅱ記載種がアンナンガメMauremys annamensisとミナミイシガメMauremys muticaの2種、附属書Ⅲ記載種が中国のホオスジイシガメMauremys iversoni, オオアタマクサガメMauremys megalocephala, クロイシガメMauremys nigricans, プリチャードイシガメMauremys pritchardi, クサガメMauremys reevesii, ハナガメMauremys sinensisの6種でした。

ニホンイシガメはMauremys japonicaはワシントン条約の附属書に記載されていませんが、近縁のクサガメMauremys reevesii, ハナガメMauremys sinensisが附属書Ⅲに記載されているので、ワシントン条約の対象外のニホンイシガメであることを証明する手続きがいるのでしょうか?

それとも、アカミミガメ(ミドリガメ)Trachemys scriptaで問題とされているサルモネラ菌とかの関係で検疫の手続きがいるのでしょうか?

中国には安価なアカミミガメ(ミドリガメ)がアメリカから輸出されているようですが、日本からニホンイシガメを密輸してウマミがあるのでしょうか?密輸を仕切っているのは日本の闇組織なのでしょうか中国の闇組織なのでしょうか?なぞです。

1998年から1999年にペットのイモリとイシガメとカロリナハコガメを連れてアメリカに渡航しようとされた方の体験記では、カメは購入した店の領収書があればOKだそうですがこれが入手できないときは困難で断念したそうです。

ちなみに、ストッキングを使う手口はこの業界では一般的なようです。昨年9月の記事「リクガメの違法取引 (アメリカ)」をご覧ください。

- 環境省 > 自然環境・生物多様性
- 絶滅危惧種情報 (JIBIS:生物多様性情報システム)

関連記事:
 リクガメの違法取引 (アメリカ) (2011/9/3)
 ワシントン条約 (2011/8/5)
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